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全国中学生大会の愛知県選考会を振り返る

6月25日開催の愛知県少林寺拳法全国中学生大会出場選考会が愛知県武道館にて開催されました。
結果は、中学生女子組演武が全てという快挙を成し遂げることができた。
無論団体も・・・そして単独演武は何と六級拳士が選考された。でも私には新たなる課題が突きつけられた気がしてならない。

ここで「ハッ」と気付かされたことがある。
別の道院の幹部拳士の方との何気ない会話。「一宮中部は相変わらずすごいですね・・・」「ウチの子は何度教えても、何度言っても出来ない」・・
おいおい、そんなことはないんじゃないか?と思う。自信があるから選考会に出場させたのでは?反論はしませんでしたが、私もひょっとして?褒めちぎるくらいのことが私も含めてなぜ出来なかったのか?そして、脳裏によぎった言葉。少林寺拳法が求める理想の人間像とは?(これは年少部の学科試験にもよく出ます)

少林寺拳法が求める理想の人間像

・自己の可能性を信じる生き方ができる人
・主体性を持った生き方ができる人
・他人の幸せを考えて行動できる人
・正義感と勇気と慈悲心をもって行動できる人
・連帯し協力し合う生き方ができる人間になること

これを指導の基軸と考えなければならない我々指導者。しかし日本人であるが故に大きな落とし穴がある気がしてならない。少林寺拳法を指導する我々だけでなく、保護者や我々が子どもだった頃のことも振り返り、きっと誰しもが一度は聞いたセリフ。「いえいえ、うちの子どもなんか全然ダメで」というセリフ。日本人が美徳とされている「謙遜という文化」。


これは日本では自分の子どもを他人の前で積極的に褒めない。しかしこれを聞いている子どもたちは意外と真に受けている気がしてならない。親や指導者が積極的に褒めないのは日本の文化として今更なのかもしれないが、その後のフォローする言葉はやはり必要なのではないかと改めて感じた。
少林寺拳法が求める理想の人間像を追求するのであれば必要なものは「自己肯定感の高さの追求」なのではないかと改めて感じた。

自己肯定感とは?低い人の特徴と高めていく方法

「仕事ができる同僚と自分を比べて落ち込んでしまう」「失敗やミスを過剰に恐れてしまう」「常に他人の目や評価が気になってしまう」。このように、仕事やプライベートにおいて、他者との違いや自分のダメな部分ばかりが気になってネガティブな気持ちになってしまうことは少なからず経験されているのでは?無論私にもあります。これらは「自己肯定感の低さ」が原因かもしれません。自己肯定感は、仕事のパフォーマンスや人生の満足度を上げる上で重要な要素のひとつ。

https://www.kaonavi.jp/dictionary/jikokoteikan/

自己肯定感がと少林寺拳法が目指す理想の人間像との擦り合わせを考察。

自己肯定感が高い人とは、

主体性がある。

「ありのままの自分」に満足しているため、たとえ劣っている部分や苦手なことがあったとしても、「自分はダメな人間だ」と卑下することがないということになる。
自分の長所に焦点を当て活かすことを考えていける。
また、他者に対しても相手のよい面へ自然と目を向ける傾向にあり、相手の考えや意思を素直に受け入れ尊重できる。

自分に自信があり、行動や思考が前向き

物事を肯定的に捉えるため、思考や発言も前向きなものになると考えられる。
そして、自身の意志決定にも自信があるため、他者の目や評価に振り回されることなく、自分自身を心のよりどころとして堂々と行動ができていく。

失敗を恐れない

物事を「まあ大丈夫だろう」「なんとかなるさ」と楽観的に捉えられるため、新しいことや困難なことに対しても失敗を恐れずチャレンジできる。
たとえ失敗したとしても、「また頑張ればいいか」と前向きに考え、失敗も成長の糧にしていくため、結果として成功しやすくなると考えられる。

いかがであろうか?正しく少林寺拳法の目指す人間像とは「自己肯定感」を高めることになるということとLINKされているのがわかる。

確かに今年の全中は昨年に引き続き予想以上の結果に繋がったのであるが、熱い夏に向かって強化していく方法としてはまだまだ私自身が変わらなければと切に感じた。

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コメント

    • 竹山橙子
    • 2023.07.03

    私は、勉強が苦手で親が謙遜をしたことがないけど、自分自身、自己肯定感が低いなーと感じることが多々あります。しかし、少林寺拳法が求める理想の人間像の目標に近づき、自己肯定感を高めて自信を上げて、全てのことについてポジティブになれるように頑張りたいです。

  1. 橙子、コメントありがとうございます。
    ウチの女子中学生メンバーでは一番ポジティブなのは橙子かと(笑)

    橙子の笑顔とジョークが皆を支えているように私は感じています。
    絶対なれるから頑張って!!

    • 和田ゆりあ
    • 2023.07.03

    今までの自分を振り返ってみると無意識に周りの子と自分を比べてしまうことが多い気がします…。
    人より劣っているものが多いように思えて気づかない間に自分で自分を嫌っていてしまいました。
    これからは自分の良い所とも悪い所とも向き合っていきたいです!気付くきっかけを与えてくれてありがとうございます🥲

    • ゆりあ、有難う!でも今の一宮中部ではゆりあはなくてはならない存在です。
      いちばん変わったのはきっとゆりあだと思っています。全国・全中へ出場できる拳士が自分を嫌ってたら成長できないぜ!頑張っていこう。期待しています。

    • 鬼頭 由奈
    • 2023.07.03

    私は、最近ポジティブに考えるようには、していますが、前までネガティブ的な事をずっと思ってたと思います。今回の文章で、僕は、ポジティブとネガティブ、両方を持ちながら、考えた方が、よりいいのか?っと少し考えました。
    この文章で、少しでも考え方が変わった気がします。自分もこれから人に追いつくように、
    もっと頑張ろうと思いました。

  2. 由奈。人間は誰でも褒められれば嬉しいものです。自分が周りをネガティブにさせるような振る舞いさえしなければ自ずとポジティブになれるのでは?って思います。それが今は道場の中で居場所が安定しているうちに身につけられればいいのでは?って思います。頑張って!!

    • 藤本凪
    • 2023.07.17

    私は、自分に自信が持てなかったこともあり「失敗を恐れない」ということがいつの間にか、出来ていませんでした。
    この文を読んで自信を持つことや、失敗を恐れないこと、主体性を持って行動することの大切さを知りました!
    これからは、自信を持ってたくさんのことにチャレンジ出来るように頑張ろうと思います!!!

      • 北川博康
      • 2023.07.18

      自己肯定感を高め、言わなければならないことははっきり言える賢い子になってください。
      期待しています。

    • 竹山桜子
    • 2023.07.18

    自分はあまり自分を褒めるということはしていなかったけど、これからは、すこしでも自分でいいことができたとおもったら心の中で褒めていきたいと思いました。

      • 北川博康
      • 2023.07.19

      失敗を恐れず、前を向いて生きていくためにどうすればいいのか?
      そんな風に生きるためにはどうすればいいのか?を考えていけばいいんじゃないかな?と思います。
      これからも頑張ってください。