道院長MESSAGE
コロナ禍の中で自宅需要が高まりを見せ、そこに付帯する様々なインフラが整備されました。
ますます便利になり自宅から出ない環境が作り出されてしまった昨今。
しかし、その反面で子ども達に必要最低限の運動能力が大幅にダウンし、そして最も重要な「笑顔」がマスクに隠されて見えません。
子ども達の未来とは一体どういったものが待ち受けているのか?
バーチャルな部分とリアルの部分の境界線が曖昧になり、真の心の触れ合いは日々希薄になってしまっている感はどうしても拭えません。
私たち一宮中部道院では、少林寺拳法の修行を通じて武道を学ぶ楽しさ、そして必要性を考えながらの「楽しい稽古の構築」を考え、子ども達の熱量を感じ取れる稽古方法を日々考察し、積み上げてきました。充実した活動を行えていると少なからず自負しており、近隣の江南市、稲沢市はもとより犬山市、そして岐阜県からも子どもたちが休まず通ってくれていることに裏付けされていると考えております。
便利になったデジタル機器も使いながら、真の道院コンセプトである「真剣に楽しむ〜そして実践する」をモットーに、充実感を味わえる稽古を大切にし、本州の真ん中に位置するこの「一宮市の道場」という小さな輪ではありますが、人との関わりを持ち、人間的に成長できることを理念とし、「小さな輪を少しづつでも拡げていきたい」という考えのもと、少林寺拳法の修練を通じて、そういった理想を求めて拳士一同頑張っています。
そんな仲間や応援者を少しでも多く持ちたいと切に願っています。