<このページの設置について>
ホームページを新しくし、検索機能を良くチェックするようになりました。
そして、新しく気がついたことがあり、このページを設置してみました。
現在の門下生の子たちに運動神経がずば抜けていた子は正直いません。私の中で道院長となり、15年が過ぎ、改めて感じたことがあります。
少林寺拳法は世界一の格闘家を作る場所ではありません。この平和な国である日本でそんなものは必要ないということ。また運動神経はあるに越したことはありませんが、生まれ持っての運動の天才は格闘技、ましてや少林寺拳法なんてやりません。プロ野球やJリーグ、オリンピック競技に特化されていきます。ほんの一握りがプロになり、その中で外れた子はどうなるのでしょうか?それしかやってこなかった子ってどうなのでしょう?私たちが暮らすこの日本という国は平和で他国に比べれば圧倒的に平和です。格闘王国オランダや強さが生活の糧になるタイ国でもありません。ボクシングなどを見ればわかるようにヘビー級チャンピオンに未だ日本人はいません。本当にそれが必要ならば室伏選手のような方ならなれるかもしれませんが、実際やってないですよね。多少の才能だけでは大谷選手にはなれません。
確かに当道院は昨年2022年度は中学生全国最優秀などと大それたものを頂戴することができました。そして稽古には真剣に取り組みますが、目的はそこではないということです。
「全然気になりませんでした」
藤本凪 中学二年
学校では本を読んでいる時間が多かったからかな?
私自身もあまりコミニュケーションを取ろうとは思ってなかったのが悪かった部分かもしれません。
グループ作業があった時に声すらかけてもらえず、なんとなく寂しく、友達も話しかけてくれなかったです。「避けられてる?」と感じたこともありました。
でも道場には本当の仲間がいるから大丈夫だ!と自分自身に言い聞かせ、道場のみんなと一緒に思いっきり稽古していれば嫌なことも忘れ、本当に楽しい気分になれますし、どうすれば上手になれるかを意見を交わしながら、コミニュケーションを図っている瞬間が楽しくて多少の無視くらい気にもなりません。道場では意見がぶつかることもあるのかもしれませんが、それは上手になるために皆が真剣だから・・・そうしているうちに結果も出て、自分にさまざまなことに余裕と自信が出てきて、気がつくと離れていた友達もいつの間にか周りによってくるようになり、本当に充実した学校生活が送れています。