少林寺拳法全国中学生大会を振り返って

2023年　全国中学生大会出場in新潟を振り返って

2023年8月18日から8月20日。第17回少林寺拳法全国中学生大会が新潟県で開催された。当道院所属で7名の拳士が愛知県代表として出場。

少林寺拳法全国中学生大会愛知県代表　一宮中部道院所属出場者

和田ゆりあ（一般財団法人個人会員　丹陽中学校3年生）
竹山桜子（一般財団法人個人会員　布袋中学校3年生）
大原琉愛（一般財団法人個人会員　犬山東部中学校3年生）
藤本凪（一般財団法人個人会員　浅井中学校2年生）
竹山橙子（一般財団法人個人会員　布袋中学校2年生）
鬼頭由奈（一般財団法人個人会員　木曽川中学校2年生）
山内美希（一般財団法人個人会員　木曽川中学校2年生）

昨年は、女子団体の部で最優秀を頂戴し、メンバーも変わらない。当然目指すは連覇。言葉にせずとも必然でした。

中野正康一宮市長を訪問させていただきました

この大会にかける君たちの努力は、ずっと見ていました。
様々な遠征や出稽古。強烈なまでの合宿。本当に師匠冥利に尽きる頑張りでした。
さぁ迎えた組演武予選。三組の出場者全てが予選をクリア。準決勝に駒を進めた。
迎えた団体演武。予選で一発目の出場。2位と6点差をつけて、1位で駆け上がった。そして迎えた準決勝組演武。
このチームのリーダー的存在の藤本凪、竹山桜子拳士が決勝進出を果たし、大原琉愛、竹山橙子拳士も後に続く。しかし負の連鎖をここからだった。痛恨の取りミス！三組ともの決勝進出ならず・・・
そして、二組が決勝のコートへ。
ともに頑張りました。藤本拳士、竹山拳士。5位の敢闘賞！本当によく頑張ってくれてありがとう！
大原拳士、竹山拳士も初の組演武決勝進出おめでとう！

終わっていない、諦めるな！！

さぁ迎えた連覇がかかる女子団体演武決勝。
順当に走り出した第一構成。全く問題なし。私も「ヨシッ」と思わず声を出してしまった。
第二構成も練習通り。しかしここからだった。組演武のミスをひきづっていたのか？
五花拳の体捌き時に足を滑らし、崩れ落ちる。見ていた私も目の前が真っ白。当然コートで頑張っている拳士たちはもっとであろう！次の技では明らかにキレが無い。思わず私は叫んでいた。「諦めてるんじゃない」。拳士に届いたのか？ここから見たこともない怒涛の迫力。皆でミスを帳消しにするんだという気迫。見ていて涙が溢れた。ミスした拳士は終了時に呆然としていたが、ミスしたにも関わらずの高得点が表示された。歓声が聞こえてきた。
結果は2位でゴール。
そして呆然と立ち尽くす仲間を皆が支えている姿を見て、直ぐにでもアリーナに降りて行ってあげたかった。

大会結果
https://sites.google.com/view/alljapan-jh-shorinji/

悔しく無いわけがない！

稽古のしすぎで腕が上がらないことも続出し、痛さに耐えここまで来た。悔しくないわけがない！でも仲間を思う君たちの姿勢。仲間を労り、涙を堪え前を向うという姿勢。一緒に頑張ってきて本当に良かった。
今回で11年連続で全国中学生大会に出場してきたが過去にないほどの最高のメンバーでした。

負けて悔しいのは諦めていない証拠。

これからも続く皆の少林寺拳法。この仲間でずっと続け、いつの日か「あの日悔しくて良かったっていつか笑って言いたい」。そんなふうに成長できたら素敵なことだと思いませんか？

頑張っていこうぜ！
最高のパフォーマンスを披露できる場所が今年はまだあるぜ！

まだリベンジの機会は残されています。
そう！それは世界大会。
最高のステージで頑張ろう！今回のミスなんて小さいことさ！
ここからは本当に厳しい練習に入ります！辛い時期もあるけど、苦しい時はこの全中の時をを思い出し、そしていつでも過去の自分を超えて皆で成長しよう！！
私はどこにも行かないし、君たちと最高の笑顔を東京で！！
お疲れ様！感動をありがとう！