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子どもに思いやりを教えるには。「ありがとう」が育む少林寺拳法の「自他共楽」の心

受け身を取る相手を気遣いながら技をかける一宮中部道院の子ども

「友達におもちゃを譲れない」「自分が一番じゃないと気が済まない」「相手の気持ちを考えずに言葉が出てしまう」

お子さんのこうした様子を見て、「思いやりのある子に育ってほしいのに、どう教えればいいのだろう」と
悩む保護者様は少なくありません。

実は、思いやりは言葉で説明して身につくものではありません。
「相手がいたから自分が助かった」という体験と、「ありがとう」という一言を受け取る経験を積み重ねることで、初めて心に根づいていきます。

少林寺拳法一宮中部道院が20年の指導現場で大切にしてきた「自他共楽(じたきょうらく)」という考え方と、「あり
がとう」の一言が子どもたちの心に思いやりを芽生えさせた瞬間についてお話しします。

なぜ「思いやりなさい」と言っても伝わらないのか

思いやりの心は、大人が言葉で教え込むものではなく、子ども自身が「相手がいてくれて助かった」という実感を経験することで育っていきます。

説教では「相手の気持ち」は分からない

「相手の気持ちを考えなさい」と言われても、子どもにとって相手の気持ちは目に見えません。頭で理解させようとするほど、その場しのぎの謝罪や上辺だけの言葉で終わってしまいがちです。

必要なのは「体で分かる」経験

思いやりが本当に身につくのは、自分の行動が相手にどう影響するかを、体験として実感したときです。
相手がいなければ成立しない状況の中で、初めて「自分だけでは何もできない」ということに気づきます。

仲間と協力し合い稽古に励む一宮中部道院の子どもたち2

少林寺拳法が「組手主体」にこだわる理由

少林寺拳法には「自他共楽」という言葉があります。「半ばは自己の幸せを、半ばは人の幸せを」という意味で、自分の強さだけを追い求めるのではなく、相手と共に高め合うことを大切にする教えです。

一人では絶対に成立しない稽古

少林寺拳法の稽古は「組手主体」、つまり必ず相手が必要です。技をかける側も、受ける側も、お互いが協力しなければ稽古そのものが成立しません。

「相手を思いやる技」でなければ、技として完成しない

たとえば、技をかける側が力任せに動けば、相手は怪我をしてしまいます。
強い技であればあるほど、相手の受け身を意識し、安全にコントロールする配慮が求められます。
「強さ」と「思いやり」が切り離せない構造になっているのです。
一人で勇気を出してこの輪に加わってみたい、という方は「きっと変われるさ」のページもぜひご覧ください。
いじめのない、誰もが初心者から始められる居場所がここにあります。

仲間と協力し合い稽古に励む一宮中部道院の子どもたち

【実例】「ありがとう」の一言が、思いやりの心に火をつけた日

一宮中部道院に通うある男の子は、稽古の中で自分の技を早く覚えることばかりに気持ちが向き、組む相手のことをあまり気にかけていない様子がありました。

技の強さより先に、「ありがとう」を伝える

技が上手にかかった瞬間、私はこう声をかけました。

「今の技、すごく力強かったね。それに、相手が受け身を取りやすいように最後まで手首を離さなかったの、気づいたよ。おかげで〇〇くんも安心して思いきり受け身が取れたと思う。ありがとう」
技の完成度だけでなく、相手への配慮そのものに焦点を当てて言葉にしたのです。

「ありがとう」を言われた側から生まれた変化

最初は驚いた様子だったその子も、次第に「相手が安全かどうか」を自分から確認するようになりました。
ある日の稽古後、組んでいた後輩に「大丈夫だった?痛くなかった?」と自分から声をかけている姿を見て、思わず胸が熱くなりました。

「ありがとう」は、思いやりを見える形にする言葉

「思いやりなさい」と言われても、子どもにとって思いやりは目に見えません。
けれど「ありがとう」という言葉は、相手が自分の行動をちゃんと見ていて、喜んでくれたという事実を、はっきりとした形で子どもに届けてくれます。

技をかけた本人だけでなく、受け身を取った側の子にも「痛くないように受けてくれてありがとう。
おかげで安心して技をかけられたよ」と伝えることで、「思いやりは、される側にもする側にも、両方に『ありがとう』が生まれるものなんだ」ということが、自然と子どもたちの中に浸透していきます。

技術の指導だけでは生まれなかった変化が、「相手を思いやる行動そのものへの感謝」を通じて自然に芽生えた瞬間でした。

ご家庭でできる「思いやり」を育てる4つの関わり方

① 「思いやりなさい」ではなく「相手はどう感じたと思う?」と問いかける
指示ではなく問いかけにすることで、子ども自身が相手の立場を想像する機会をつくります。
思いやりのある行動を見つけたら、その場ですぐに言葉にする
「今、お友達に順番を譲ってくれたね。ありがとう」と、行動した直後に具体的に伝えることで、何が良かったのかが子どもにはっきり伝わります。
③ 「一人でできること」と「二人だからできること」を分けて話す
「このゲーム、一人でもできるけど、お友達と一緒だともっと楽しいね」など、協力することの価値を日常の会話の中でさりげなく伝えていきましょう。
④ 思いやりの行動には、必ず「ありがとう」で応える
子どもが誰かに優しくした瞬間を見かけたら、「えらいね」ではなく「ありがとう」と伝えてみてください。評価の言葉より、感謝の言葉の方が、「自分の行動が誰かの役に立った」という実感を、まっすぐ子どもに届けます。

よくあるご質問

Q 子どもに思いやりを教えるには、どうすればいいですか?

言葉で説明するよりも、「相手がいたから自分が助かった」という体験と、「ありがとう」という言葉を受け取る経験を積ませることが効果的です。少林寺拳法一宮中部道院では、必ず相手が必要な「組手主体」の稽古を通じて、思いやりが自然に身につく環境をつくっています。

Q 武道を習うと、いじめ防止につながりますか?

相手を尊重しなければ技自体が成立しない稽古を重ねることで、他者への配慮や共感の姿勢が育ちます。結果として、相手の痛みを想像できる子どもに育つことは多くの保護者様から実感の声をいただいています。

Q 自己中心的な性格の子でも、思いやりは身につきますか?

性格の傾向に関わらず、体験を通じた学びは効果があります。一宮中部道院では、技の巧拙よりも「相手への配慮」に光を当てて感謝を伝える指導を行っているため、自然と意識が相手にも向くようになっていきます。

Q 一宮市で「思いやり」や「協調性」を育てられる習い事を探しています。

少林寺拳法一宮中部道院では、勝敗を競うことよりも仲間と共に高め合う「自他共楽」の理念を大切にしています。組手を通じて相手の存在を実感しながら成長できる環境です。

一宮市で「思いやりのある子」を育てるなら一宮中部道院へ

仲間と協力し合い稽古に励む一宮中部道院の子どもたち3

思いやりは、教え込むものではなく、体験と「ありがとう」の積み重ねの中で自然に育っていくものです。

私たちが子どもたちに一番多くかけている言葉は、「えらいね」ではなく「ありがとう」です。
この一言の積み重ねが、思いやりを行動として根づかせていくと信じています。

少林寺拳法一宮中部道院では、技術の習得と同時に、「相手がいるから自分も成長できる」という実感を、稽古のあらゆる場面を通じて育んでいます。

・友達に譲ることができない
・自分中心になりがちで心配している
・思いやりのある優しい子に育ってほしい
とお考えの保護者様は、ぜひ一度道場の見学・体験にお越しください。「ありがとう」があふれる稽古場で、仲間と共に成長する子どもたちの姿を、実際に見ていただければと思います。

💡 【あわせて読みたい指導コラム第五弾】

「自他共楽」は拳士同士だけの教えではありません。指導者と拳士の間にも、共に高め合う関係が息づいています。指導者自身が勇気づけられた瞬間についてご紹介しています。

👉 教えているのは、実は拳士たちだった〜指導者が勇気づけられた瞬間〜はこちら


一人で勇気を出して新しい一歩を踏み出したい方は、「きっと変われるさ」のページもあわせてご覧ください。
https://shorinji138.com/content/hensin/

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