金剛禅とは

金剛禅の主張と願い

金剛禅の教えは、生きている人間が、拳禅一如のたゆまぬ修行を積み、まず真に寄り所とできる 自己を確立し、半ばは他人(ひと)の幸せと社会の発展のため役立つ人間になろうというものです。

そして人間どうしの拝み合い(尊重)と援け合い(協力)に より、平和で豊かな理想社会を実現するため、積極的に行動・実践していこうと説いています。
天国や極楽はあの世にあるものではなく、この世につくるべきも のです。それは神仏がつくるのではなく、人間が協力してつくりださなければならないものなのです。
人間の心の改造と平和的な手段によって、地上天国を実現 させようというのが、金剛禅の主張であり、この道を行じる私たちの願いであります。

金剛禅の教義

金剛禅では、宇宙のすべてに関わり、それを動かす大いなるはたらき・法則を、「ダーマ」と呼び、ダーマを信じることを教えの中心としています。

宇宙は誕生以来、時々刻々と変化し、その変化の中で地球が生まれました。
そして長い時の流れを経て、地球上では、私たち人間を含め多くの生命が生かされています。

一 粒の種が、水や土の養分、太陽の光等、様々な影響を受けて芽を出し、やがて花を咲かせるように、私たち人間も自分の中にある可能性を信じて努力すれば、必 ず素晴らしい人生を送ることができます。
ダーマを信じるということは、自分の可能性を信じるということであり、私たちはそれを修行することによって学び、 身に付けていきます。

一宮中部道院

道院長 北川 博康 

381期生 准範士 六段

練習場:剱正幼稚園 〒491-0859 愛知県一宮市本町1-4-24

礼拝施設及び専有道場:〒4938002 愛知県一宮市北方町曽根350−1

未就学児童から大人まで老若男女が「真剣に楽しく」をモットーに、笑顔を絶やさず汗をかいています

少林寺拳法の特徴としての拳禅一如、力愛不二、剛柔一体、守主攻従、組手主体、不殺活人の六つの特徴の中に全てが含まれているのですが、この六つの特徴を旨に日々鍛練し、自分という人間を形成しているさまざまな要素を、「伝え」「考え」「感じる」ことを大切にしています。

まず小さな変化を作り出し、その変化を保ち続けることによって、やがて習慣となり、大きな力を持つようになり、強い風のようになります。このようにして新しい変化が積み重ねられて習慣となり、新しい自分を作り出していくことが、少林寺拳法の目的の一つである「真のリーダー」となっていく基本的プロセスとなるのと考えています。
これらのことが技術的なカリキュラムで気付いていくことができることこそが、少林寺拳法を修行していく中で最も楽しいことであり、一宮中部道院では大切にしています。